乗り物酔いとは…

乗り物酔いとは…

こんにちは。

本日は「乗り物酔い」についてお話させて頂きます。

乗り物酔いとは…

 「乗り物酔い」は、別名「動揺病」とも言われます。車や船をはじめとする乗り物、遊園地のコーヒーカップやジェットコースター(ぐるぐる回転する感覚を伴う遊具)、大きく振り子運動をする遊具などに乗ることで、生あくびが出る、気持ちが悪くなる、顔が蒼白になる、吐き気がする、ふらふらとした感覚になるなどの状態が現れます。

 

原因

乗り物や遊具の運動(動き、加速度、振動など)や、体の平衡感覚などは、内耳にある三半規管などで感知される情報として脳に入ります。そして、眼球を自分の頭の位置と同じ方向に動くように指示が出されます。

 また、目からは視覚の情報が入りますが、車や遊具などの動きから頭が予想する位置情報と視覚の情報(上下左右など)がズレていると、脳は混乱します。この情報のズレが大脳の偏桃体に伝達され、心地良いあるいは不快な情報として判断されます。不快な情報と判断されると脳の視床下部(自律神経の中枢)から脳下垂体に、この不快な状態に対抗するホルモンを出すように指令が出ます。そして自律神経が異常に興奮して乗り物酔いの状態になります。自分で自動車を運転している(視覚情報から体がどの様に動くのか予想できる)と車酔いにはならず、助手席等に座っている場合は酔ってしまうことがあります。

 乗り物酔いになった時の記憶によって、同様の状況(車・ガソリン・排気ガスの臭いなど、その人にとって不快な臭いを感じた時)では酔いの症状が再発しやすいと言われます。

 

予防

体調が悪いと乗り物酔いになりやすいので、前日から寝不足や食べすぎなどに注意して体調を整えておきましょう。バスや電車などの座席は視覚情報の入りやすい進行方向の窓際の座席、出来れば前方の席を選びましょう。揺れの少ない場所がよいでしょう。楽しく会話や音楽を聴くなどの気分転換も良いですね。

 乗り物酔いの予防薬は、短時間~長時間効果がある薬を選ぶ、液体・水なしでも口腔で溶ける薬など、用途や剤型を考えて選びましょう。眠気やふらつきが出ることもありますので注意しましょう。

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