2024年4月1日、認知症介護基礎研修が完全義務化されます。
介護サービス事業所で無資格で介護に携わる方は、研修を修了してないと働けなくなります。
【研修対象者】
・介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)修了者で、介護職員として3年以上の実務経験がないものを含む、無資格の介護職員
・介護職員としての業務に就く新入職員(新卒・中途問わず)
【猶予期間】
2024年3月までは、経過措置期間で、4月~完全義務化となります。
【免除対象者】
以下の資格を持つ方は、研修が免除されます。
・介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)修了者で、介護職員として3年以上の実務経験がある者
・介護福祉士
・社会福祉主事任用資格
・看護師
・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・医師
【研修内容】
研修では、認知症の人の理解と支援に必要な知識と技術を学びます。
・認知症の基礎知識
・認知症の人の心と行動の特徴
・コミュニケーションの取り方
・介護の基本的な技術
・認知症の人と家族への支援
・チームアプローチ
【研修方法】
・eラーニング:厚生労働省が提供するeラーニング教材を用いて、150分程度の受講
・集合研修:各都道府県が実施する集合研修を受講
【受講料】
・eラーニング:無料
・集合研修:都道府県によって異なる
【義務化の背景】
認知症の人数は増加しており、2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になると推計されています。
2024年4月~介護に携わる方で無資格の方は、受講や研修をしましょう。