認知症とは…

認知症とは…

誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

 

認知症は特定の病気ではなく、さまざまな疾患や病態が引き金となって生じる身体の状態のことです。


よく知られている「アルツハイマー病」のほかに、70以上の疾患や病態が認知症を引き起こす原因になるといわれています。


一般的には物忘れや記憶違いなどが頻繁に、そして継続的に起こるときに認知症が疑われますが、医学的にはアメリカ精神医学会の精神障害診断基準第4(DSM-)に基づいた、次のような基準が現在、広く用いられています。

 

物忘れなど記憶に関する障害が継続的にある

何をしているかわからなくなる(失行)、言葉を忘れる(失語)、知っている人の顔や声などがわからなくなる(失認)、料理や掃除など日常的な動作が出来なくなる(実行機能障害)などが、少なくともひとつは認められる

そうした障害のため、自立した生活が難しい状態にあること

精神的な障害ではなく、病気などの身体的原因によって生じた障害であること

 

認知症と認められる状態になると記憶や行動の混乱などが生じることから、人格も失われるのではとの見方もかつてはあったが、言語によらない身体が保持する記憶は失われにくいことなどが、最近の研究では明らかにされており、認知症に対する新しい理解に基づいた介護法の研究も期待されています。

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