ノロウイルスとは、ウイルス性胃腸炎の原因として知られる、感染力の強いウイルスのことです。食品だけでなく、感染者の嘔吐物や便にも大量に含まれているため、二次感染を起こしやすいのも特徴です。わずか10~100個程度のノロウイルスが体内に入っただけでも感染してしまいます。
【主な症状】
特に冬は全国的に、増える傾向が見られます。
潜伏期間は1~2日程度。主な症状は吐き気、嘔吐、下痢です。軽い発熱に加え、腹痛、頭痛、悪寒、筋肉痛、のどの痛み、倦怠感などを伴うことがあります。症状は全般的に軽めで、通常は2~3日でよくなります。ただし、高齢者や幼児、病弱な人は、嘔吐・下痢による脱水や窒息、誤嚥性肺炎などで死に至ることもあるため、注意が必要です。
現在、ノロウイルスに効く抗ウイルス薬やワクチンはありません。
【予防・対策ポイント】
ノロウイルス食中毒予防の4原則『持ち込まない』『広げない』『加熱する』『つけない』。
◆ノロウイルスを持ち込まない。
◆ノロウイルスを広げない。
◆ノロウイルスを「加熱」して死滅させる。(温度が85~90℃の状態で90秒以上加熱)
◆ノロウイルスを食品につけない。
ノロウイルスは、口から感染する場合がほとんどです。
その為、簡単に一番出来る予防は手洗い・うがいです!手洗い・うがいを徹底しましょう!!
爪などに細菌が残っている場合があるので、爪の間などもしっかり洗うことをオススメします!
手洗い後、アルコール手指消毒薬を使用するとより効果が期待できるそうですよ!