ほこりの中でも、肉眼では見えにくい1ミリ以下の物質のことです。
ハウスダストにはダニ(主にチリダニ類、コナダニ類、ツメダニ類など)や肉眼では見ることが出来ないカビの胞子、細菌などが含まれていて、季節を問わず鼻炎、気管支喘息、皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)のすみかとなっています。
ハウスダストの発生源は?
家の中では衣類の繊維くずなどの綿ほこり、食べ物のくず、ダニの死骸やフン、ペットの毛など、家の中に外から入り込むものでは花粉、土や砂ほこり、昆虫の死骸やフン、煙や排気ガスなどがあげられます。
ダニの死骸やフンなどは、細かく崩壊(こわれること)して空気中に飛び散り、吸い込まれるなどしてアレルギー症状の原因となります。
予防法は?
ダニがまったくいない家はないといわれていますので、まずはダニの餌となる物質(食べ物のくず、フケなど)を取り除くことです。ハウスダストの浮遊量は、人の活動が始まると増加しますので、ハウスダストがたまって目に見えるほこりになってしまう前に、床の敷物や布団などは掃除機をゆっくりと動かして掃除しておく事が大切です。
さらに花粉症のある人は、その予防も考えて、帰宅時には衣類に付着した花粉をはらい落す、すぐに手や顔を洗う、うがいをするなどの対策もとりましょう。