ノロウィルスは、少量のウィルスでも感染力が強く、激しい嘔吐や下痢、筋肉痛等の症状で発症し、子どもや高齢者が感染すると重症化する恐れがあります。
汚物を処理をするときは、直接手で触らないよう、使い捨てのビニール手袋やビニール袋を使用しましょう。
予防には排泄後、帰宅後、食事前等に手洗い(30秒以上)を徹底することが重要ですが、洗い方に個人差があるので2回洗うと良いでしょう。
ノロウイルスは冬に広まりやすい
感染性胃腸炎の原因には細菌、ウイルス、寄生虫などの病原体がありますが、ウイルス性の代表的なものとして、ノロウイルスによるものがあります。
このノロウイルスによる感染性胃腸炎は集団発生することがあり、とくに高齢者の介護施設などでは注意が必要です。
ノロウイルスは冬季に多く発生する食中毒の原因として知られていますが、食中毒の患者の糞便やおう吐物には大量のノロウイルスが含まれており、糞便などを介して感染が広まったり、さらに人から人に感染することもあります。
感染経路
- 食品からの感染
ノロウイルスは食品内で増殖せず、人の腸内で増殖します。このため、人の糞便などに含まれたウイルスが川や海に流れ出て、カキなどの2枚貝の中に蓄積し、それらの食品を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合に感染すると考えられています。 - 吐物や排泄物から手を介して口から感染
また感染者・患者の便やおう吐物の中のごく僅かなウイルスでも、汚染された人の手や水などを介して感染が起こります。
特に、乳幼児や高齢者の下痢便や吐物の処理には注意しましょう(おむつの取り扱い等)。
症状
ノロウイルスによる感染の主症状は急性の胃腸炎です。通常は食べてから1から2日後に激しい吐き気やおう吐、腹痛、下痢(水様便)、発熱が生じますが、他に頭痛、上気道炎など、風邪に似た症状が主な場合もあります。後遺症はありませんが、ひどい下痢が続いた場合脱水症状になることもあり、入院・点滴などの処置が必要になります。これらの症状は1から3日で収まりますが、便には2週間ほどウイルスが含まれますので、感染者は手洗いや入浴の際に十分な洗浄が必要です。
予防するための注意
ノロウイルスは、十分加熱すれば滅菌することができます。また、汚染された水や調理器具を介したり、感染者を介したりしてうつりますので、手洗いやうがい、調理器具の洗浄などに日頃から気をつけることが大切です。
1.手指や調理器具は、十分に洗浄消毒しましょう。
トイレの後、食事の前、帰宅後、赤ちゃんのおむつ交換の後、調理の前などは、必ず手をしっかり洗浄する。
まな板、包丁、ふきんなどを使用した後は、洗剤でよく洗い流水で洗い流す。包丁は柄の部分までしっかり洗う。さらに熱湯をかけるなど十分に消毒する。
