認知症とは……

認知症とは……

私たちの暮らす日本は、世界有数の長寿国であると同時に、高齢化に伴い認知症に罹患する高齢者の増加とその対策が課題になっています。

誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。若い世代でも昨日の夕飯を思い出せなかったりはよくある話ですが、こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

 

アルツハイマー型認知症は皆さん聞いたことはあるでしょうか?

認知症の中でも最も割合が多いものとして発表されています。

アルツハイマー型認知症は、記憶力や判断力の低下により日常生活にさまざまな問題が起きてくる病気です。

現在、アルツハイマー型認知症を元の状態に戻す治療法はありません。ですからアルツハイマー型認知症の治療はご本人が快適に暮らせるよう、またご家族や介護者の負担を軽くすることが治療の目的となります。

主な治療には、ご本人の感情や興味を刺激し心の安全をはかる『非薬物療法』と、アルツハイマー型認知症のお薬による『薬物療法』があります。

Q: 医師の診断は必要?

↪認知症の症状がみられる場合でも、その原因やタイプによって、その後の生活上の注意点や治療方法も変わってきますので、その見極めのために医師の診断が大切です。

Q:何科に行けばいいの?

↪一般的には神経内科、精神科、心療内科、脳外科、あるいは、「もの忘れ外来」というような専門外来で診てもらえます。何科を受診したらよいか迷ったときは、ふだんから診ていただいているかかりつけ医に相談して、紹介してもらってもよいでしょう。

Q:どのようにして検査するの?

↪一般的には、医師と対面して問診で診断します。そのほか、記憶や認知機能の程度を調べるスクリーニング検査や、より精密に判断するために、脳の状態を視る画像検査が行われることもあります。

 

認知症は言葉では聞いたことはありますが、いざ、身近な方が認知症のような症状が現れていてもなかなか発見までには時間はかかると思います。

早期にリハビリテーションを行うことで、少しでも進行を遅延させることもできたりします。

少しでも気になる事があった場合は最寄りの病院で相談するか、不安な場合は一人でため込まず、ご家族や相談できる相手に打ち明けてみてください。

 

認知症は見逃されやすい病気のひとつかもしれません。

家族みんなで支えることが認知症患者様にはいい治療になると信じています。

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