今回はAEDについてお話しします!
AEDとは、突然心臓が正常に拍動できなくなった心停止状態の心臓に対して
電気ショックを行い、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。
突然心停止の最も一般的な原因である心室細動(VF)・心室頻拍(VT)の際に使用されます。
突然心停止は事前の兆候や症状なく突然発生するケースも多く、いつどこで発生するか分からない恐ろしい症状です。
心筋の不規則な震えである心室細動・心室頻拍がおこると心臓から全身に血液を送ることができなくなり、
回復しなければ死に至ります。
心室細動・心室頻拍によって脳や臓器に血液が届かなくなる時間が長いほど、死亡と後遺症のリスクが高くなります。
したがって、突然心停止の発症後、直ちに心肺蘇生と除細動電気ショックを実施することが非常に重要です。
なぜAEDが必要なの?
日本では、救急車の到着まで平均約8.6分(※)です。除細動までの時間が1分経過するごとに、生存率は約7~10%低下します。
心臓が血液を送らなくなると、3~4分以上で脳の回復が困難になると言われています。
救急車の到着を待っているだけではなく、傷病者の近くにいる私たち一般市民が一刻も早くAEDを使用して
電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。
AEDがつなげる★救命の連鎖★